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ぼくが「真面目」という言葉が嫌いな理由

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先日書いたこの記事が、すごく読まれています。

www.wanabe.net

4日間で18万人以上の人が閲覧。

バズなのか、炎上と言えばいいのかわかりませんが、SNSでよく拡散されている。


内容としては、大人たちがいう「真面目だね」という褒め言葉に従って、大人たちが喜ぶことばかりしていたら、勉強などに努力をしているから自分では立派な人間になったような気がする。

だけど、結果的には自分の頭で考えられない大人、自分のやりたいことが無い大人になって、人生苦しくなるという話です。

 


コメントには、「わかる」という共感の声も多かったです。

 


一方で、批判的なコメントも多くありました。

 

その多くが、

「いや、真面目は役に立つよ」

とか、

「いや、真面目の定義がおかしい」

というものでした。

 

id:kafkafa 「真面目」と「何も考えない」はノットイコールだからね

 

id:drinkmee 他人の意見を鵜呑みにして言うことをきくのは、真面目ではなく「ウマシカ」というのです。誠実さはいつの時代でも、どんな場所でも価値があると思うよ、私は。

 

id:habitas 真面目は素晴らしい事だよ。何も考えなかった事が駄目なだけ。真面目で行動力があれば良かったと思わないのか?確かに、指導する側が大人しいと真面目を同じニュアンスで使う事が誤解を招いていてあれは良くない

 

id:life13 真面目を履き違えている。真面目さと自分で考える癖がないのはイコールじゃない。

 

id:komachiyo 真面目と従順は違うぞー

 

id:tamu2822 真面目の意味を履き違えてないか? (´・ω・`)

 

 

ぼくはこの記事の冒頭で、

 

本来の意味はさておき、現在「真面目」という言葉は、

 

先生の言うことや決まりをきちんと守れる子供

 

などに向けて使われています。

 

と書いているんですが、

その辺について、もう少し詳しく書いてみます。

 

他人(特に大人)の意見を鵜呑みにして、何も考えずに言うことを聞いていれば、「真面目だ」と言って褒められる。

受け取った側としては、「この態度が真面目なのか」と認識する。そして褒められるからもっとそうあろうとする。

真面目という言葉はもはや、そういうシーンで、そういう意味として使われる言葉として定着しています。


「真面目な子」という言葉を聞いた時に、どういう子供の姿をイメージしますか?

勉強をきちんとやって、先生の言うこともちゃんと聞く、素直な子供の姿が思い浮かびませんか?

 

間違っても、

授業をサボってばかりで、先生の言うことは聞かない、サッカーばっかりやっている子供ではないでしょう。

 

でも、後者の子供も辞書的な意味で言えば、真面目な子供です。

だって、サッカーを一生懸命やっているから。

でも、寝ても覚めてもサッカーを楽しそうにやっている子供に真面目な子とは言いませんよね?

 

言うとしたら「筋金入りのサッカー馬鹿」とか。

しかも、もっと言えば、勉強を頑張っていないこの子は不真面目な子とも言われるでしょう。

本当は、勉強に対して不真面目な子と言われなければいけないけど、そんな言い方をする人はいません。

ただ単に不真面目な子と言います。

 

あたかも、その子の生き方そのものが不真面目であるかのように。

つまり、今の社会にとっては、学校の勉強を頑張ることこそが真面目なのです。

 

そして、勉強を自発的にやる子どもはほとんどいません。

教師や制度に半ば強制されてやります。

勉強に楽しさを見出している子供もいるかもしれませんが、そんなものは一握りです。

 

つまり、そこでの真面目という性格の本質は、大人という大きな存在から言われたことに素直に従う態度のことを指しています。

 

事実としてそういう使われ方をしているのです。

さらに、強制されてやることとは、大抵の場合、苦痛を伴います。

よって、真面目にやること = 苦痛に耐えること、というイメージもついてきます。

 

従順であることを続ければ、自分で考えることをしなくなります。

結果、自分の頭で考えることができなくなります。

真面目と思考停止はセットなんです。

 

これらが、今「真面目」という言葉が持つニュアンスです。

ぼくが「役に立たない」と言っているのは、真面目という言葉の辞書的な意味にではありません。

いま日本で使われている、大人たちによって新たなニュアンスを加えられた「真面目」という言葉に対してです。

 

よって、まだ本来の意味を毒されていない「真摯」「誠実」という言葉を使おう、とも書いています。

 

真面目という言葉が持つネガティブなイメージ

ちょっと脱線しますが、それ以外の意味でも、真面目ってマイナスのイメージが強いから使わない方がいいんじゃない?という思いもあります。

 

異性関係で、男性を「真面目な人」と評すと「地味でつまらない人」というイメージがあるし。

 

先ほど、真面目には「苦痛に耐えること」というイメージがあると書きました。 

つまり、真面目を肯定することは、苦痛から逃げること・何かを途中でやめることを異常なまでに非難する、日本人特有の価値観にも繋がっているように思えます。

 

ストレス社会と呼ばれるこの社会の息苦しさ・閉塞感を象徴しているように思えるんです。

無視

真面目にやるって、ただひたすら耐え忍ぶってイメージがないですか?

暗い部屋で、無表情で、まるで修行しているようなイメージ。

 

同じことを一生懸命やってても、ニコニコしながら楽しみながら全力で取組んでいる人を真面目とは言わないですよね。

そういう人は「ハマってる人」とか言います。没頭してる人です。

 

同じように困難にぶち当たってる人でも、ハマってる人ならその先に楽しさを見出してるから前向きに取り組めます。

 

でも、「真面目にやる」じゃ、ただ逃げないことを目的にしてるだけ。

 

こう言うと、寡黙に1つのことに打ち込んでいる職人のような人を非難するのか?とか言われそうです。

あの人たちは、無表情なだけで内心ではめちゃくちゃ楽しさややりがいを感じています。

 

それを真面目という言葉でくくって、表面だけ捉えて、苦痛から逃げないこと・耐えることが尊いんだという風に思ってしまう人が出てしまうことがよくないと言っているんです。

 

真面目という言葉が持つイメージにはその力があります。

 

また、勉強を嫌がる子供に、教師は「真面目にやれ!」と言います。

 

真面目という言葉が含む苦痛を強いるイメージ。

その例を挙げ始めるとキリがありません。

 

そして、さっきからイメージ、イメージ言ってますが、言葉が持つ微妙なニュアンスの違いは結構大きな力があります。

 

ビールを買った時に貰えるシールを集めて送ると当たる懸賞ありますよね。

その説明文に最初は、応募すれば「必ず貰える」と書いてあったんですが、それを「ゼッタイ貰える」に変えただけで、応募率がかなり上がったらしいです。

 

それだけぼくらは、言葉の持つ響きに、無意識のうちに影響されているんです。

 

「真面目であるべき」という風潮と、この社会の息苦しさは無関係じゃないですよ。

 

だから、何かを一生懸命やる人、真剣にやる人にも、真面目という言葉は使いたくないと思ってるわけです。

 

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