ノンストレス渡辺の研究日誌

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【結婚とはスーパーハイコストな趣味である】手を出す前に考えておくべきこと

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高級品

昨日、

結婚は絶対しないといけないものだと思ってたけど、結婚しなくても幸せに生きていけるということがわかって、人生がすごく楽になった

という記事を書いた。

「結婚は人生の必需品ではなく贅沢品」だと知ったとき、生きるのが死ぬほど楽になった

 

つまりこれは、「結婚しないといけない」という社会からのプレッシャーから解放されるための記事である。 

 

一方で、

いや、社会のプレッシャーとか関係なく、結婚がしたくてたまらない。結婚しないと生きていけない。結婚したいしたいしたい

という人もいる。

 

しかし、そういう人に限って、結婚に失敗し、ストレスフルな生活を送ることになりがちだ。

結婚に失敗する人は、結婚に必要な次の2つの条件を満たしていない

 

その2条件とは、

  • 人として本当の意味で自立していること
  • 人生に(経済面、時間、精神面で)余裕があること

である。

 

あなたはこの2条件をクリアしているだろうか?

この「自立」と「余裕」を持ち合わせないまま結婚している人はかなり多い。

そして、そういう人たちが、死んだ魚のような目をした中年サラリーマンや人生辛そうなおばさんへと変貌していく。

 

この記事では「結婚しても問題ない人の特徴」を解説することで、その条件を満たしていない人が結婚して人生を台無しにすることを防げればと思う。

 

 

結婚が必要不可欠だと思っている人は人として自立できていない

劣等感

 結婚をしたいという人に、その理由をたずねると、

「独り身で生きていくのはツラいし、夫婦で支え合って生きていきたいから、やっぱり結婚しないで生きて行くなんて考えられない」

と言う人がいる。

 

もし本気でそう思ってるんなら、こういう人は逆に結婚しない方がいい。

なぜなら、夫婦で支え合う時代というはもうとっくに終わっているからだ。

 

確かに昔は夫婦が支え合って生きて行く必要があった。

ほとんどの人が農作業に従事していた時代では、結婚をし、子供を作り、家族を作ることで労働力を確保することが不可欠だった

そうしなければ生きていけないという切実な問題があった。

農業

 

だけど、現代はそうではない。

今では経済的に一人で生活していくことは可能である。

 

しかし、夫婦で支え合って生きていかないといけないという昔の常識をみんなまだ持ち続けている。

しかも、「支え合う」という言葉の意味を、自分の都合のいいように解釈している人まで出てきている。

それが「依存」を目的とした結婚だ。

 

夫婦で支え合って生きていきたいと言う人は、今の自分に足りない何かを埋める手段として結婚を求めている。 

  • 働きたくなくて相手の扶養に入るために結婚する経済的依存
  • 人生の諸問題を自力で解決することを放棄するために結婚する精神的依存

 

もちろん、人に頼ることがいけないと言っているわけではない

人は1人では生きていけない。

 

だけど、結婚相手も相談できる・頼ることのできる人の1人としてカウントするべきだ。

もちろん、1番に頼れる相手にはなってくるだろう。

しかし、多くの人は、結婚相手に多くのことを求めすぎている

パートナーがいなければ生きていけないというところまで頼りきっている人も多い。

そうなると、それはもう依存である。

経済的にも精神的にも完全に依存する気で結婚しようとする人はけっこう多い。

 

なぜ依存がダメなのか?

それは、相手に負担がかかりすぎるから。そして、相手がいなくなった時に生きていけなくなるからだ。

 

例えば。 

ネット上にある「結婚した方がいい人の特徴」というテーマの記事を見てみると、仕事や人生での癒しを求めて結婚するという人が多いことがわかる。

 

癒しを求めて結婚するのはいい。

だけど、問題はその位置付けだ。

自分を癒す方法をいくつか持っていて、そのレパートリーの1つに結婚を加えるというのなら構わない。

だけど、今現在まさにとことん追い込まれていて、そこから救われる唯一の方法として結婚をしようとしているのなら、それはとても危険だ。

 

結婚してパートナーに愚痴をこぼしたり、悩みを相談したりすることは往々にしてあるだろう。

だけど、そうしたいタイミングでパートナーも精神的に追い込まれていたらどうなるか。

 

結婚に依存していない人なら、パートナーに頼らず、問題をその他の方法で解決することができる(例えば、他の頼れる誰かに相談する、など)。

しかし、結婚に依存している人にはそれができない。

話を聞いてくれる人が他にいないため、ついつい精神的余裕のないパートナーに愚痴をこぼしてしまうかもしれない。

しかし、パートナーにそれを受け止める余裕はない。

当然、関係はこじれていき、いつか破綻してしまうだろう。

結婚に何かの救いを求める人は、パートナーに多大な負担を強いることになってしまう。

 

そして、もしパートナーがいなくなれば、何もできない人になってしまう。

単身赴任、離婚、不慮の事故による死別。

パートナーが突然いなくなる確率はゼロではない。

そうなった時に被害を被るのは自分だけではない。

自分の子供が1番の被害者だ。

養育環境は子供のその後の人生に大きく影響する。

何の罪もない子供に、経済面、あるいは情緒面で不安定な家庭で生活させるという不幸を押し付けることになる。

 

これらが、依存するために結婚してはいけない理由だ。

他人に頼ることと、他人に依存することを履き違えている人は多い。

自分のマイナスをゼロにするために結婚しようとしている人は要注意だ。

 

健全な夫婦関係、健全な家庭は、自立した人間同士が結婚することで初めて成立する。

結婚が人生に必要不可欠と思っている人は単に自立できていない人間である可能性が高い。

 

結婚は人生の贅沢品。余裕のない人は手を出すべきではない

贅沢品

結婚とは、相手に依存するためにするものでもなく、支え合って生きていくためにするものでもない。

だとすれば、結婚とは誰が何のためにするものなのか?

 

結婚とは、自立した人、それも余裕のある人が、人生をより楽しくするために行うもの。

つまり、趣味の1つである。

それも、金と時間がやたらかかる趣味である。

言い換えれば贅沢品だ。

 

結婚には確かに多くのメリットがある。

幸せも2人で分かち合えば何倍にもなるだろうし、子供ができれば可愛いくて可愛いくて仕方がないだろう。

 

しかし、それと同時に、かなりの負担が生じることも事実だ。 

自分とは別の他人と価値観をすり合わせながら生活していくという負担。

結婚、出産、育児にかかる経済的負担。

もちろん、出産、育児には莫大な時間的負担・精神的負担もかかる。

 

だけど、結婚のメリットに目がくらんでいるのか、「結婚するのが当たり前」という思い込みのせいなのか、結婚に伴うこれらの負担やコストを軽視したまま結婚している人があまりにも多い

 

その結果、これらの負担が大きなストレスとなり、日常生活に支障をきたしている。

特に育児の負担は尋常ではなく、そのストレスで母親が憔悴しきってしまうというのはよく聞く話だ。

最悪の場合、親が子を殺してしまうという事件に発展することもある。

 

つまり、結婚・育児に伴う負担を吸収するだけの、経済的余裕、時間的余裕、精神的余裕があるかは、よく考えなければいけない


負担を軽視した代償は、自分にも他人にも降りかかる

余裕がないのに結婚してしまえば、自分の人生をかなり縛りつけることになる。

仕事が辞めたくて辞めたくてノイローゼになりそうでも、家族を養う必要があれば、簡単に仕事を辞めることもできない。

そうこうしているうちに、ストレスで自分が倒れてしまい、働けなくなってしまえばその負担はパートナーが負うことになる。

収入が不充分なことによる貧困、余裕のない生活からうまれる夫婦喧嘩、家庭内に蔓延する陰鬱な空気。

劣悪な家庭環境は子供の発育にも影響することは科学的にもわかっている。

人格、知的能力、身体能力に細胞レベルで悪影響を及ぼし、その子の人生に一生のハンディキャップを背負わせることになる。

全ては、結婚に伴うコストを軽視し、軽率な判断を下してしまった自分の責任だ。

 

結婚の恩恵を享受できるのは、これらの負担を無理なく吸収できる余裕を持っている人だけだ。

結婚によって、自分と他人の人生を不幸にしない余裕を持っている人だけだ。

結婚にはメリットもあるが、生きていくために絶対必要というわけでもなく、必要なコストも大きい。つまり贅沢品だ。

参考記事:「結婚は人生の必需品ではなく贅沢品」だと知ったとき、生きるのが死ぬほど楽になった

 

身の丈に合わない高級品を、借金してまで買ってしまって破産することの愚かさは誰にでもわかるだろう。

それと同じように、結婚も余裕のある人しか手を出してはいけないということだ。

 

どのくらいの余裕があれば結婚してもいいのか

その線引きは人それぞれでいいと思うが、ぼくは次のように考えている。

 

育児や家事に充分な時間を割けるぐらい労働時間を減らしても、家族全員を無理なく養えるほどの収入を得られる状態にあること。

あるいは、労働時間を減らさない場合は、育児や家事をアウトソーシングしてなお家族

全員を無理なく養えるほどの収入を得られる状態にあること。

ようは、自分にもパートナーにも(子供をつくる場合は子供にも)、負担が生じない状況を作れるかが判断基準だ。

 

それと、子供の大学卒業までの養育費を無理なく稼げる見通しがあること、というのも付け加えておきたい。

 

今のところぼくはこの基準を満たせていないので結婚して子育てをする予定はない。

だけど、生きるのに必須なことではないので、最悪死ぬまで結婚できなくてもいい。

もし、この先この基準を満たせるようになって、その時にその機会があれば、結婚するかもしれない。

 

まとめ 〜結婚は「本当の意味で自立していて、かつ人生にかなり余裕のある人」しかしてはいけない〜

  • 自立した人間同士でないと健全な夫婦関係は成立しない
  • 結婚の多大な負担を吸収できるだけの余裕がないと健全な家庭は築けない
  • 結婚しなくても普通に生きていけるから余裕がないなら手を出すべきではない

 

結婚は人生の一大イベントだ。

それだけに、軽率な判断を下してしまうと、のちに大きなストレスを招くことになってしまう。

自分の人生を息苦しいものにし、パートナーや子供、周囲の人を不幸にしてしまう。

 

結婚をするつもりの人は、今一度じぶんと向かい合い、自分が結婚してもいい人間なのかを問いただし、そのような不幸を未然に防いで欲しい。

 

関連記事:「結婚は人生の必需品ではなく贅沢品」だと知ったとき、生きるのが死ぬほど楽になった