ノンストレス渡辺の研究日誌

ライフハック、健康情報、オピニオンなどの真面目なネタをふざけた文でお送りします

『進撃の巨人』が面白すぎてツラいので、俺の人生をこの漫画より面白くすることにした

スポンサーリンク

 

2018年4月9日。

俺はこの日を待ち望んでいた。

 

進撃の巨人・25巻の発売日だ。

その日の昼、オレはその新巻を千葉県にあるタリーズコーヒー君津駅前店で読んだ。

 

 

面白かった。

文句なしに面白かった。

 

しかし読み終えた後に最も強く感じたのは、「面白かった」ということではなく、この面白い物語の続きが当分見れないことへの切なさだった。

 

次巻の発売は2018年8月9日予定と書いてある。

 

あと、4ヶ月は続きが読めない。

 

寂しい。

つらい。

悲しい。

 

その切なさは、もはや続きが気になるというレベルを通り越して、絶望に近かった。

 

 

しかし、よく考えると問題はそれだけではなかった。

つらさに耐え、4ヶ月を待てば、またあの魅力的な物語の続きを見ることができるのは確かだ。

 

それはそれは甘美な時間に浸れるだろう。

 

しかし、その新巻を読み終えた時、オレはまた今回と同じつらさを感じることになる。

いや、巻が進むにつれ、物語への思い入れが増すにつれ、感じるつらさも大きくなっていくのかもしれない。

 

このままでは俺は、進撃の巨人の新巻を読む度に絶望を感じる羽目になる

 

だからと言って進撃の巨人を読まないという選択はそれはそれでつらい。

 

この物語の面白さを知った後でそれを取り上げられるのは、あまりにも酷というもの。

どちらをとっても多大なるストレス。

 

 

「祖国マーレ」と「壁の中のエルディア人たち」との間で板挟みになって苦悩するラ◯ナーよろしく、オレも眼前にたたずむ二重苦に対し、為すすべがなかった。

f:id:nabeshima-han:20180429161157j:plain

▲精神的苦痛に耐えかね自殺を試みるラ◯ナー

 

この苦しみを乗り越え、生きていくにはどうすればいいのか?

 

そもそもオレはなんでこんなに苦しいのか?

 

それは、この素晴らしい物語の中にずっと浸ってたいのに、それができないからだ。

 

では、なぜ俺はこの物語にずっと浸っていたいのか?

 

それは、俺の人生がつまらないからだ。

つまらないから、この魅力的な物語を読み終え、現実世界に帰った時、その落差に絶望する。

それが嫌だから、この物語の中にずっと浸っていたくなる。

 

だけどそれは許されない。

最新巻を読み終えれば、現実世界に強制送還される。

続きはまた4ヶ月後だ。

それを早めることはできない。

なぜなら、その素晴らしい物語を作り出しているのは、俺ではなく原作者の諌山創先生だからだ。

 

俺は他人が描く物語に依存している

他人が描いているものである以上、書き上がるまでの空白期間がどうしても生まれる。

その空白期間がどれだけ辛かろうと、俺の力でその空白を埋め、辛さを無くすことはできない。

コントロールできないのである。

それが他人に依存するということだ。

 

ということは。

その空白が耐えられないというのなら。

それを解決するための方法は1つだ。

 

自分で描くしかない

自分自身で、素晴らしくて魅力あふれる物語を描くしかない。

 

しかし、俺は漫画家でなければ、小説家でも映画監督でもない。

そんな俺が描ける物語は1つしかない。

 

それは。

俺の物語だ。

つまり、俺の人生

 

人生という俺の物語を、俺の力で面白くするしかない。

 

進撃の巨人に匹敵するほど、いや、それを超えるほど面白い物語に。 

 

 

 

オレの人生が進撃の巨人より面白くないのはなぜだろう?

 

 

考えた。

 

 

すると、どこからともなく誰かの声が聞こえてきた。

 

そして、わかった。

 

俺の、これまでの人生がつまらなかったのはなぜか?

 

 

 

 

それは、

f:id:nabeshima-han:20180429161345j:plain

 

 

そう、勇気。

 

勇気がたりていないのだ

 

 

勇気を行使することもなく、無難な道ばかり選ぶ。

そんなことでドラマティックな展開が待ち受けているわけがない。

 

『進撃の巨人』では人がたくさん死ぬ。

f:id:nabeshima-han:20180429161806j:plain

 

彼らは命がけで戦っている。

f:id:nabeshima-han:20180429161830j:plain

 

自分が追い求めるもののために。

f:id:nabeshima-han:20180429161902j:plain

 

持ちうる限りの勇気を、余すことなく振り絞って。

f:id:nabeshima-han:20180429161925j:plain

 

 

だからドラマが、感動が生まれる。

 

 

この現実の世界でも、勇気を出すだけで、やれることは少なくないはずだ。

 

何か小さな挑戦を始めることも。

1人で海外に行って見ることも。

すれ違う美女に話しかけることも。

上司に「定時で帰ります」と言うことも。

 

 

だけど怖い。

勇気が出ない。

でも、スリルやドラマや感動は味わいたい。

 

だから自分の代わりに彼らを戦わせる

自分は安全な観客席から見ている。

エレン・イェーガーという他人の物語にすがり、自分の物語で戦うことを放棄する。

 

それでいいのか?

自分の人生の生き甲斐を、すべて他人に委ねる受け身な姿勢でいるのか?

 

 

人生を戦うためのツールも情報もすでに十分すぎるほど揃っている。

言い方を変えれば武器である。

立体機動装置、巨人化能力、地下室の鍵、グリシャ・イェーガーの手記、硬質化、雷槍。

それらに当たる武器も既にある。

スマートフォン、Google検索、書籍、twitter、note、ブログ、Youtube、showroom、ニコニコ動画、voicy、ペンタブ、pixiv、プログラミング、DTM、インスタグラム、LCC、etc...etc...etc!!!!

 

あとは、勇気とやる気を奮い起こし、受け身な自分を駆逐する

それだけだ。

ほんとにそれだけだ。

 

 

自分の人生がつまらないからと言って、他人の物語にすがるような、そんなダサい生き方はもうやめよう。

自分の人生こそ、どんなマンガにも映画にも負けない最高のコンテンツにしてやろう。

 

そうなって初めて。

俺は何の負い目を感じることなく、本当の意味で、『進撃の巨人』を楽しむことができるんだろう。

 

 

 

P.S.

そう決意して1ヶ月あまりが過ぎた。

俺は今日も自分の物語を生きている。 

 

 

画像の出展

記事掲載順に、第24巻第1巻第1巻第2巻第11巻第4巻