完全にミスった。
夏の間、ハンガーに掛けたまましばらく見向きもしなかった冬服。
ふとしたきっかけで、久しぶりに見てみたら見るも無残な姿に変わり果てていた…
自戒の記録として、恥ずかしながら写真を掲載しておく。
閲覧注意!!!!!
あああああああああああああああああ。
あああああああああああああああああああああああ。
キモい。
しかし、キモいものは一度目を背けたあと、また見たくなるのも人間の性。
いや、そんな事はどうでもいい。
このような事が2度と起きないよう、カビが生えないための予防・防止策と、カビが生えてしまった時の対策をここに書き記す。
カビはなぜ生えるのか?予防・防止法について
カビが発生しやすくなるのは以下の条件が揃うとき。
- 酸素がある
- 温度が20~30℃
- 水分がある(湿度が高い)
- エサがある(服の汚れがエサになる)
カビ防止にはこれらを排除する必要がある。
とはいえ、酸素の制御は難しい。
温度と湿度もエアコンである程度コントロールできるが、付けっ放しにするのは現実的じゃない。
また、皮脂や食べこぼしなどの服の汚れは細菌のエサになるため、服を洗濯せずに放置したり、洗濯しても十分に洗えていなかったらカビの原因となる。
というわけで、自分でできるカビの防止・予防法は、
湿度対策
- 部屋・クローゼットの換気をする
- タンスの中ぎゅうぎゅうに積めない(通気性確保)
- クローゼットでは服と服の間隔をあける(通気性確保)
- クリーニング後にかけられているビニールは外す
エサ(汚れ)対策
- 収納の前にしっかり洗濯・クリーニングする
- 洗濯機の掃除も定期的にする(ここにカビがいたら意味ない)
といった感じになる。
保管付きのクリーニング・倉庫サービスが最強説
▲サマリーポケットのクリーニングサービスを利用した時の写真
しかし、これらを実践しても結構限界があるように思える。
いくら換気をしようと梅雨の時期や真夏はそもそも湿度が高いのでどうしようもない。
エサ対策については、1度でも着た服は収納前に洗濯するのは当然として、レギュラーで着ていた服というのは1度洗濯しただけでは汚れが完全に取れないことも多い。
白いYシャツやTシャツを洗濯して収納しても、次のシーズンに取り出すときには襟元が黄ばんでいたという経験をした人は多いと思う。ようは完全に皮脂汚れを落としきれなかったということだ。
そもそも、冬のコート類は自宅の洗濯機では洗濯する事が難しい。
つまり、冬服については衣替えの前にクリーニングに出した方がいいという事だ。最低でもアウターは必須。
そして、どうせクリーニングに出すなら、保管付きのクリーニングに出した方がいい。
そうすれば、クリーニングしてもらう上に、厳重に環境を管理された部屋で次シーズンまで服を保管してくれる。自宅ではどうしようもない温度と湿度の問題もクリアされる。
しかも服の量が減るので、クローゼットやタンスの空きスペースも増え、クリーニングに預けない服のカビやすさも減る。メリットはかなり多い。
そもそも、僕もこれまでは冬服は夏前には保管付きの宅配クリーニングに預けていた(昨年はサマリーポケット、一昨年はリナビス)。
預けていた年はもちろん、カビなんかとは全くの無縁だった。
しかし、今年はつい忙しさにかまけてクリーニングに出すのをサボってしまった。
その結果がこのザマである。
次からはサボらず保管付きクリーニングに出す。個人的には、サマリーポケットが1番良いと思ってるので、ちゃんと出そう。そう、お天道様に誓った。
カビの取り方
生えてしまったカビは取り除かなければいけない。
この黒のマウンテンパーカーはまだまだ着るつもりだ。
カビの取り方は大きく5つ。
- 小さいカビなら普通に洗濯
- 漂白剤を使う
- 漂白剤+重曹を使う
- クリーニング店に出す
- 捨てる
最後のはカビの取り方ではないね。
小さいカビなら普通に洗濯
写真を撮るのを忘れていたが、黒のチノパンにもほんの少しカビが生えていた。
それについては、洋服ブラシで軽くカビを払ったのち、普通に洗濯したら綺麗に取れた。
もちろん、普通の洗濯物を一緒に洗濯しないほうがいい。
また、表面は綺麗になっても繊維の奥にカビが残っている可能性があるので、術後の経過をよく観察しておいた方がいい。
漂白剤を使う
まず普通に洗濯
→40~50℃のお湯に漂白剤*を溶かす。割合は100:1
→服を入れ、お湯が冷めるまで浸けておく
→ゴム手袋をしてカビが落ちるまでもみ洗いと浸け置きを繰り返す
→カビが落ちたら最後にまた洗濯する
*塩素系の漂白剤は白い服以外に使わない。色柄ものに使うと色褪せの原因になるので、こちらには酵素系の漂白剤を使う
という感じ。
んんー、めんどくさいね。
漂白剤+重曹を使う
漂白剤だけで落ちない場合は、上記の方法に重曹も加えると洗浄力が上がる。
重曹の量は、漂白剤と同じ量でOK。
しかし、生地への負担も増えるので、漂白剤だけで落ちなかった場合に試した方がいい。
クリーニング店に出す
お金はかかるが、これが1番ラク。
写真の黒のマウンテンパーカは酷いカビだったので、自力で取るのは諦め大人しくクリーニングに出した。
捨てる
自力で洗うのも嫌、クリーニングに出す程でもない、というのは捨てるのも手かと。
写真を載せた黒のトレーニングパンツは、けっこう色落ちもしてたのでこれを機会に捨てた。
というわけで、クリーニングに出すのをサボってしまったため服にカビが生えて余計な手間が増えたという話をお届けした。
普通のクリーニングにカビ取りのオプションもつけないといけず、余計な出費までかかってしまった。
次からは、サボらずにサマリーポケットに出そう。
残暑の厳しい夏の終わりに、ぼくはそう心に誓った…