ぼくはこのブログで「全ての会社員にとって、転職の準備をしておくことはマジで重要」ということを再三呼びかけています。
今すぐ転職を考えている人だけでなく、文字通り全ての人です。
理由を簡単にまとめると、
- 会社に何かあったときにすぐ脱出できるようにするため
- 転職して年収アップ・キャリアアップするため
- 自分の市場価値を見直し、今の会社での働き方の改善にもつながるため
です。
僕は会社で起きたエグい体験を通してこの事を知りました。
その事を書いたこちらの記事は僕のブログで初めてバズりました。
合わせて読みたい
【実録】ホワイト企業がブラック企業に変わる瞬間。転職の準備だけはしておくべき理由
さて、すべての人が転職の準備はすべきと理解してもらえた上で、
でも、転職の準備って何をすればいいんだ?
という疑問が残ると思います。
そこで、誰でも簡単に始められる「転職の準備」について、解説しようと思います。
少し面倒なものもありますが、お手軽にできるものもあります。
ゼッタイ役に立ちますので最後まで読んでみてください!
簡単な職務経歴書を作ってみる
「は?職務経歴書って何?」という人も、まずは以下の質問を見てみてください。
- あなたは、これから会社でどんなことがしたいと思ってますか?
- これまでどんな仕事をしてきましたか?そこで挑戦したこと何ですか?その成果とそこから学んだことは何ですか?
- あなたの強み・弱みは何ですか?
- これから先、どんな経験を積んで、どんな人材になって行きたいですか?
どうでしょうか?
パッと答えられましたか?
これらの質問を見て「なんか見覚えあるなあ」と感じた人もいるかもしれません。
そう、就活です。
「会社」のところを「大学」に置き換えれば、まんま就活の採用面接と同じ質問になります。
ということは。
上の質問が何なのかはもうわかりますね。
そう、転職の採用面接で聞かれる典型的な質問です。
転職活動に必要な書類をつくったり、面接を突破するためにはこれらの質問に答えられないといけません。
▲転職活動の面接(イメージ)
で、これらの質問。けっこう難しいと思いませんか?
いざ転職しようと思い立った時にパッと答えられる人ってそんなにいないと思うんですよ。
むしろこれらの質問を意識した上で働いていないと、答えられないものもありますよね。
2番目の質問とか。
でも、転職活動では職務経歴書という「自分がこれまで何をしてきて、どんなスキルがあるのか」ということをアピールする文書を書かないといけないんですよ。
で、上の質問に答えられないと、それをまともに書くのが難しいわけです。
ぼくも転職活動を始めるときには中々筆が進まず苦労しました。
*でも、これってよく考えると、転職活動してない人でも答えられないとヤバい質問なんですよね。
だって、目的意識もって働いていたら答えられるはずですからね。
じゃあ、いざ転職活動を始めるときになって、
まったく書けない…
と、ならないためにはどうすればいいか。
それには、日頃からこれらの質問を意識しながら働かないといけません。
そしてそのためには、
転職する気なんてサラサラ無い今のうちから、簡単な職務経歴書を書いてみる
↓
書けないなと思ったところは改善点として今後の働き方に反映させる
という風にすればいいんです。
これって、転職の準備になるだけじゃなくて、今の職場での働き方の改善にもなります。
そう考えると、すごく意義のある作業ですよね。
職務経歴書のフォーマットはググれば出てくると思いますし、
ちゃんとしたものがよければ転職サイトに無料登録だけすればフォーマットをダウンロードできます。
参考リンク▶リクナビNEXT公式サイト
リクナビNEXTでは会員情報としてのプロフィール(レジュメ)欄に、職務経歴書に必要な項目が設けられています。そこに情報を入力しておけば、記入済みの職務経歴書をWord形式でいつでもダウンロードできるので非常に便利です。職務経歴書に関する情報の保存・更新をここで管理すると決めておくと楽ですし、転職活動する際はどうせリクナビを使うので、登録しておくと後で楽できますね。
難点としては、けっこう面倒くさいということですね。。。
かなり深く自分と向き合わないといけないので、けっこう神経を使います。
また、もう転職活動の開始を迫られている人にとっては、遅すぎるアドバイスでもあります。
そこで、「いきなり職務経歴書を書くのは重すぎるからヤダ」という人や、「まずは職務経歴書を書くとっかかりが欲しい」という人は、次の方法を試してみることをオススメします。
無料ツールで自分の強みを客観的に診断してもらう
自分のアピールポイントを1からひねり出そうとするとすごく大変です。めっちゃキツい。
それに自分のことを客観的に評価するのってかなり難しくないですか?
自分のことって案外わかっているようで見えてないことも多い。
そこで有効なのが、Web上の診断ツールを使って自己分析をすることです。
オススメなのがリクルートが提供するグッドポイント診断 という無料ツール。
これは転職サイトリクナビNEXTへ無料登録するだけで受けられるようになる、無料の強み診断ツールです。
人材大手のリクルートのキャリア情報と独自のノウハウを活かして開発されているため、かなり精度の高い診断サービスとなっています。
グッドポイント診断の特徴
- 質問に答えていくことで強みを分析してくれるサービス
- 所要時間20~30分
- 18種類に分けられたタイプから自分の強みを5つ教えてくれる
- その5つの強みの1つ1つに詳細な解説が加えられている(そのパターンは全部で8568通り)
診断結果の一例
転職活動の書類や面接でアピールする長所を見つけるのにかなり役立ちます。
1から自分の長所をひねり出すのは中々骨が折れますが、専用のツールを使うことで
- 「確かに自分にはそういうところがある」という長所
- 「意識していなかったけど言われてみればそうかもしれない」という長所
を的確に言語化してくれるのが嬉しいところです。
また、実際の書類や面接の自己PRは自分がアピールしたい長所に関連するエピソードが必須です。
コレがないと話に全く説得力がない。
どういう長所にフォーカスするかが絞れていれば、それに関連するエピソードを探すのも非常に楽です。
さらに、もし、使えそうなエピソードがない場合。
その時は、この診断であらかじめ自分の長所に目星をつけることで、今後いまの職場で仕事するときに自己PRで使えそうなエピソードを作ることを意識しながら働くことができます。
無料で受けられて、かなり的確な結果が出ますので、「今のこの場で自分の長所が5つ思い浮かぶか?」という問いに答えられない人は受けてみて損はないと思います。
グッドポイント診断は以下のページから無料会員登録することで受けることができます。
1から職務経歴書を書くよりはかなりハードルが低いので、初めの1歩としてオススメです。
ぼくが使った際のレビュー記事を参考までに貼っておきます(強みを知ることのメリットやグッドポイント診断の結果の活用方法などにも触れています)。
合わせて読みたい
人生は配られたカードで勝負するしかない。グッドポイント診断で自分の強みを知る簡単な方法
リクナビNEXTの登録にはもう1つメリットがあります。
コレに登録してある程度詳しいプロフィールを記入すると、自分に興味を持ってくれた企業からプライベートオファーを受け取ることができるようになります。
よって、プロフィールを登録して自分に届くオファーを定点観測することで、自分の転職市場での需要を測ることができます。
▼オファーはこのような感じで届きます
転職市場における自分の市場価値を知っておくことは非常に重要です。
(あと、自分がどんな企業から欲しがられているかわかるのが結構面白いです。)
以上、2つのメリットがありますので、リクナビNEXTに登録しておくことはいざという時の転職の準備として役立ちます。
転職市場での自分の市場価値(適正年収)を診断してみる
もう1つ、やっておいた方がいいのが、転職市場での自分の想定年収・市場価値を把握しておくことです。
自分の適正な市場価値がわかっていないと、とても損をすることになります。
なぜなら、これがわかっていないと、自分に適正な報酬が支払われているのかわからないから。
それは、今の会社で働くにしても転職するにしても言えることです。
そうは言っても、自分の適正年収なんてどうやって把握するんだ?
と思われ方もいるかもしれません。
確かに、どこから手をつけていいのか、難しいですよね。
そこで、とっかかりとしてやって欲しいのがMIIDASというサービスの利用です。
ぼくも利用したことがあるのですが、かなり面白いサービスでした。
このサービスでは以下のようなことがすべて無料でできます。
- 自分のキャリアに関する質問に答えていくだけ(所要時間3~5分程度)で自分の今の市場価値(想定年収)を概算してくれる
- 回答内容と算出した市場価値から、中途採用の選考条件に合致する企業をピックアップしてくれる
- その中でも特によくマッチした企業からは面接確約のオファーが届く
*MIIDASのマイページ画像
運営するのはDODAなどで知られる転職大手のインテリジェンスで、7万人もの転職実績データ、200万人の年収データを保有しているためこのような市場価値の診断も可能なわけです。
もちろん、面接のオファーがあったからといって必ず応対しなくちゃいけないわけではないです。
なので、今すぐの転職を考えている人じゃなくても気軽に登録しておくことができます(もちろん興味がある企業からオファーがあれば話を聞いてみてもいいと思います)。
MIIDASは、求人企業にあなたの価値(キャリア)をあなたにかわって継続的に売り込みをしてくれます
という触れ込みにもあるように、自分が転職したいというタイミングでスタートを切りやすくするために登録しておくサービスだと捉えておけばいいでしょう。
参考リンク
サービスの賢い使い方
このサービスを利用して以下のような手順で、自分の市場価値を測ります。
MIIDASの質問に答えて自分の概ねの想定年収を数値で知る
↓
その後、MIIDASやリクナビNEXTを通して届くオファーを定点観測する。それによって自分にどのようなニーズがあるのかというイメージを具体化していく
まず最初に、年収診断をすることで自分の大体の市場価値を数字でつかみます。
しかし、この額は大体の数値ですので、もっと正確な市場価値を知る必要があります。
よって、その後は転職サイトから自分に届くプライベートオファーの内容(年収や仕事内容など)をチェックすることで、より正確な市場価値を把握していく、という手順です。
*MIIDASとリクナビNEXTは登録企業が違いますので、異なるオファーを受けることができる
最初に登録さえすれば、あとは向こうから届いたものをチェックするだけなので、そんなに労力もかからないのが良いですね。
以下は実際にMIIDASを試してみたときのレビュー記事です。
サービスの使い方は簡単なので、これを見るまでもないと思いますが一応ご参考までに。
合わせて読みたい
自分の適正年収を無料診断!転職支援サービス:MIIDAS徹底レビュー!
結構多くの企業がマッチするので、それを眺めるだけでも結構楽しいです。
ーーーーー
いつ自分の身に降りかかるかわからないリスクを回避するためにも、いつでもその会社を脱出し転職できる状況にしておくということは非常に重要です。
また、キャリアアップを図りたい人はただ漫然と仕事に没頭するだけではなく、転職市場を見据えて身の振り方を考える必要があります。
だから、すべての企業人が「転職」ということを頭に入れておくべきだといえるのです。
一度きりの人生だから、より充実した働き方を実現したい。
そのためにも、働く環境は自分で選べるように準備をしておくことが社会人にっては必須だということを忘れないようにしたいです。
参考リンク
この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます
合わせて読みたい