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ミニマリストが家の本を全て電子化(自炊)して処分した方法まとめ

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ミニマリストが家の本を全て電子化(自炊)して処分した方法まとめ

ぼくは、本が好きだ。

 

マンガ、小説、自伝、実用書、専門書。

部屋の中には、そんな本たちが溢れかえってました。

しかし、いつしかこの本たちは、部屋のスペースとともにぼくの生活まで圧迫するようになった。

 

そんな時、自分で本を電子化する”自炊”という方法があることを知りました。

 

しかし、ぼくも「本はやっぱり紙に限る」と思っていた。

でも、この本の山をどうにかしないとストレスがハンパない。

 

考え抜いたすえ、ぼくは自宅の本を自炊することにしました。

そして、部屋の中から大量の「モノとしての本」を処分することができました。

 

本がなくなった部屋を見渡して思ったのは、

最高に気持ち良い

ということ。

 

その他にも、電子書籍を利用することには、「紙で読めない」という欠点を余裕で帳消しにするメリットがある。

 

というわけで、この記事では

自炊とは?

自炊ってどうすればできるのか?

ということを書いていきます。

 

 

 

自炊とは?

自炊とは、紙の本を自分で電子化することです。

基本的な流れとしては、

 

裁断(本の背表紙を切り落としてバラバラにする)

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 ↓

スキャナでデータ化

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です。

で、データ化した本を、タブレット端末やスマホ、PCなどで読む、という感じ。

 

自炊のメリット

自炊にはたくさんのメリットがあります。

  • 家のスペースがかなり空く
  • 大量の本を手軽に持ち出せる
  • 本の本文の文字検索ができる
  • マーカーやメモ書きが簡単

など。

 

家のモノが減るというのはものすごいメリットです。

本に占拠されていた広大なスペースが解放される、あの快感は人生でも数えるほどしかない感動をもたらしてくれました。

 

ここまでで書いたメリットは自炊だけではなく、電子書籍全般に言えることだけど、
さらに自炊特有のメリットとして、

  • 現在販売されている電子書籍(kindleなど)と違って、データが自分のものになる

というのがありますね。

 

今、購入できる電子書籍というのは、業者から「本のデータをダウンロードする権利」を買っているという感じです。

なので、例えばKindle書籍を販売しているAmazonが電子書籍から撤退するということになると、

これまで買った電子書籍が見れなくなる可能性もあります(ないとは思いますが)。

 

しかし、自炊であればデータは自分のものなので、そういったリスクがない。

また、例えば、Amazonから買ったKindle書籍はKindleアプリでしか見ることができません(他の会社の電子書籍も同様)。

だけど、自炊で得た書籍データは自由にどのアプリでも使えるという、使い勝手の良さがあります。

 

自分の中の自炊の位置づけ

電子書籍

ぼくが自炊する目的は、

いま持っている本を電子化して処分する。

そして、今後も購入する本は電子で管理して、紙の本を持たないようにする。

というものだった。

 

そこで、自炊を始めるにあたって、以下のような方針を立てました。

  • これまで買った紙の本で、また読み返したいもののみ電子化する
  • これまで買った紙の本で、そんなに重要じゃないものは売るか捨てる
  • 紙の本で手元に残すものは3~5冊まで
  • 今後は基本的に電子書籍を購入する
  • 電子書籍で販売されてないものは紙で買って即自炊する

 

ぼくも最初は持っている本を全部電子化するつもりでいました。

でも、1冊にかかる時間は短くても、それが何十冊、何百冊となるとそれなりの時間になる。

それを、今後読むかもわからない本に費やすのはかなり無駄、時間の無駄だということに気付きました。

だから、もうそういう本は売るか捨てるかする、と。

 

自炊を始めたことが、本当に必要な本といらないものを取捨選択する良いきっかけになりました。

もともとは腰が重い性格だから、自炊を始めてなかったら「いつか読むかも」と、いらない本をいつまでも貴重な生活スペースに放置していたところだった。

 

そして今後は、できるだけ電子書籍を購入する。

紙の本もその都度自炊することで、モノとしての本を持たないようにする、という方針ですね。

 

できるだけ自炊の時間を短縮したい人は、

「持っている本がいまは電子書籍で販売されてる場合は、それを買って紙の方は捨てる or 売る」

というのも、ありですね。

 

やり方

では具体的な方法について、書いていこうと思います。

 

裁断

まずは裁断から。

 

裁断機

裁断にはこの裁断機を使った。

▶︎DURODEX 自炊裁断機 200DX

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自炊でよく使われているもので、かなり性能がいいやつ。

なので、お値段もそれなりにします。

 

これより安いヤツもあるにはあるけど、

1度に裁断可能な枚数が少なくなってしまう。

 

例えば、このカール裁断機は、1万円程度で買えるけど、1度の裁断枚数は40枚

 一方、ダーレDurodex 200DXは200枚が可能。

 

裁断機の裁断枚数が少ないとかなり面倒なことになります。

なぜなら、裁断枚数が本1冊の紙の枚数(ページ数の1/2)に満たない場合は、自分で本を裂いて、何等分かに分ける必要があるから

これがかなり面倒くさい。

 

ダーレDurodex 200DXなら200枚が裁断できるので、400ページまでの本ならそういう「裁断前の下準備」がいりません。

本を丸ごと一気に裁断できる

つまり、作業にかかる時間が5~6倍ぐらいは変わってきます。

 

自炊ってそこそこ時間がかかるから、裁断でコレ以上時間がかかると、たぶんやってられない。

冊数が多いとなおさら。

 

時間が湯水のように余っている人はそれでもいいと思うけど、

ぼくはさっさと自炊を終わらせて、浮いた時間で読書をしたかったのでこれを購入。

 

他の裁断器で時間を大量にかけて自炊するぐらいなら、潔く売るか捨てるかした方がまだいいかなあと思います。

 

 

どうしても買うのは無理という人には、裁断機のレンタルサービスもあります。

▶︎DMMいろいろレンタル・自炊セット【送料無料】

 

裁断の仕方

それでは裁断の仕方を。

裁断は最初は緊張しますが、全然難しくないです。

  1. 本についているカバーなどを外す
  2. 裁断機に本を設置
  3. ハンドルを下ろして裁断
  4. ちゃんと切れているか確認

 

たったこれだけ。

では詳しく見ていきます。

 

①まず、本に付いているカバーを外す。付録のCDやDVDなどもあったらここで取り除こう。

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②裁断機に本を設置。写真のとおり可動式の補助具があるので、刃と平行になるように設置できる。

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*裁断機から赤い光を出すことができるので、これで本のどこが切断されるかがわかる。これを見て、本の位置を調整しよう。

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③次はいよいよ裁断。まずはハンドルロックを解除して、

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両手でハンドルを下ろして、裁断する(写真はカメラを持っているので片手になっています)

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お見事!

本の表紙は厚紙ですが、その程度なら問題なく裁断できます。

 

この通り、めちゃくちゃキレイに切れてる。

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キレイに切れると気持ちいい。

本を裁断する瞬間の感触もなんかクセになる笑

 

④裁断できたら、パラパラとめくってみて、ページ同士の「くっつき残り」がないかを確認する

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慣れるとここまで30秒くらいでできます。

 

コツ

同じサイズのものをまとめて裁断する

本を設置する時に使う補助具は、マグネット式なので裁断機に固定できる。

なので、一旦補助具の位置が決まったら、それと同じサイズの本を続けて裁断していった方がいいです。文庫本、コミック、大判コミック、ハードカバー本、、、みたいな感じで。

 

また、本のサイズごとに補助具の目盛りをメモっておくと、次回からの裁断がかなり早くなります。

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切り落とす背表紙の幅には余裕を持たせる

IMG_9220

裁断で背表紙のあたりを切り落とすわけですが、

この時、できるだけ切り落とされる部分が小さくなるようにと、

端っこのギリギリのところを切断してしまいがちです。

 

すると、接着ノリでくっついている部分が完全に切り落とせてなくて、

2度手間になったり、それに気付かずスキャナーにかけてしまって、大惨事になります。

 

切り落とすのは余白の部分です。

本は読めれば何の問題もないので、余白部分は思い切って切断しましょう。

0.5~1cmぐらいは切ってしまっていいと思います。

 

ハードカバーの本は、手作業でハードカバー部分を外す

さすがにハードカバーの本はそのまま裁断できない。

なのでハードカバーの部分を手でビリビリと破って、本体と分離させます。

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さらに、ハードカバーの本は枚数も多いので、1回では裁断できないことが多い。

なので、裁断の前に2等分か3等分くらいに分けて、裁断機に入る枚数に分割する必要があります。

このときは、裂きたい部分にまずハサミで切れ込みを入れ、手で引き裂くという方法でやりました。

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その後は、分割したものを通常通り裁断すればOK

 

これで裁断の部は終了。

ちなみに裁断機は、縦置きできるので意外と場所をとらないのが嬉しい。

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自炊をするなら「DURODEX 自炊裁断機 200DX」はぜひ持っておきたい。

 

スキャン

スキャンも全然難しくないです。

大まかな行程としては、

  1. スキャン設定の確認・変更
  2. 本をスキャナにセット
  3. スキャンボタンを押す
  4. 適宜、給紙する

これだけです。

では、詳しく見ていきます。

 

スキャナーは富士通のScansnap iX500が絶対いい

スキャナーは「富士通 ScanSnap iX500」がおすすめ。

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自炊スキャナの定番で、自炊やっている人はほとんどコレを使ってます。

 

特徴

  • スキャン速度が25枚/分とトップの実力
  • 裏表の同時スキャン可能
  • 原稿が斜めになっても、データの自動補正をしてくれる
  • OCR(文字認識)にも対応。しかもOCRでも速度がほとんど落ちない
  • WiFi対応でワイヤレスにPCにデータ転送可能
  • スマホへの直接データ転送も可能

自炊だけでなく、大量の書類や現像された写真のスキャンにも使えるので、こいつのおかげで断捨離がかなり捗りました。

ミニマリストの第一人者・佐々木典士さんもScansnapで大量の書類・写真をスキャンし処分することでミニマリストになることができたと語ってましたね。

Scansnapはミニマリストが誕生するきっかけの1つになったプロダクトと言っても過言じゃない。

 

型落ちのスキャンスナップでも自炊できなくはないと思いますが、スキャンスピードは劣りますね。

裁断にかかる時間もそうだけど、
自炊で本の全処分を達成するためのポイントは「可能な限り時間短縮すること」。

1冊にかかる時間が増えるとモチベが落ちて、継続が難しくなります。

大量の本を扱う場合は特に。

 

大きさも一般的な家庭用プリンタの1/2~1/3程度で、意外とコンパクト。

 

自炊するならコイツは持っておきたいし、自炊以外でも活躍してくれる頼もしいヤツです。

 

 

どうしても買えないという人には、こちらもレンタルサービスがあります。

▶︎DMMいろいろレンタル・自炊セット【送料無料】

 

スキャンの設定

スキャンする前に、まずスキャンの設定をしないといけません。

PCで「Scan Snap Managerの設定」という専用ソフトを立ち上げます。

*ソフトは添付のCD-ROMか公式サイトからインストールできる。

 

ScanSnap Manager の設定

 

 

「読み取り設定」→「新しい読み取り設定」をクリック。

ScanSnap読み取り設定

 

まずは「読み取りモード」というタブで、スキャンの設定。

ScanSnap Manager の設定読み取りモード

 

画質の選択

ScanSnap画質の選択

画質はスーパーファインでOK

それよりも上のエクセレントもありますが、そこまで違いはわかりません

ファインでも充分読めるレベルです

ファイル容量との兼ね合いで選んでみてください

 

カラーモード

ScanSnapカラーモードの選択

次のように設定します。

 

カラー:白や黒以外の色が使われているカラーの本、雑誌など

グレー:マンガ、文字のみの本

白黒:見にくくなるので基本使わない

 

いちいち変更するのが面倒な場合は、「カラー自動判別」でもオーケー。

 

読み取り面

ScanSnap Manager の設定読み取りモード

両面読み取りにします。


「向きの選択」は「回転しない」。

裁断した書籍をバラバラにはしないし、入れる方向を間違えることもないから。

 

「白紙ページを自動的に削除します」のチェックも外す。

本のページ数がずれると嫌なので。

 

「継続読み取りを有効にします」はチェックします。

セットした紙が無くなっても、続けてスキャンできるようになります。

 

ファイル形式

ファイル形式

ファイル形式ごとに以下のような特徴があります。

 

PDF:OCR(文字認識)可能、対応アプリが多い

JPG:本として読むにはZIPファイルにする必要あり、PDFよりファイルサイズは小

 

ぼくは、全部PDFにしてる。

PDFの方が使い勝手がいいですからね。

いざとなったら、PDF→JPEGの変換も可能だし。

 

OCR(文字認識)をかけるには、「テキスト認識の選択」で「検索可能なPDFにします」にチェック。

これで文字検索ができるようになります。

便利なので、実用書や技術書ではチェックしてますね。

マンガでは外してます。

 

「対象言語」は、洋書以外は「日本語」で。

「テキスト認識オプション」は「全ページ」。

 

iX500は、OCRをかけてもほとんどスキャン速度が落ちないのですごい。

 

原稿

ここは触らなくてオーケー。

 

ファイルサイズ

これも、いじらなくて大丈夫。

ファイルサイズは、「画質の選択」で調整するようにしています。

 

すべて設定し終わったら、「OK」をクリックして設定を更新します。

ScanSnap Manager の設定OK

 

スキャン方法

①まず、裁断した本をセットする。セットできる枚数は50枚まで。

原稿セット

 

だけど、重ねた原稿に傾斜をつけてあげれば、もっと枚数いけるし、重送も起こりにくくなります。

こんな感じで。

傾斜をつける

 

②スキャンスナップのスキャン開始ボタンを押す。青く光るスイッチが未来っぽくてカッコいい。始めて起動させたときはマジでテンション上がりました。

*アニメ『PHYCHO-PASS』のドミネーターを彷彿とさせる

スイッチを押す

 

③スキャンが始まります。

速い速い。

25枚/分というハイスピードでも重送が起こらないのは、さすが。

IMG_9262

 

④セットした原稿が全てスキャンされたけど、まだ未スキャンの原稿が残っているとき。設定で「継続読み取りを有効にします」にチェックしていれば、以下の画面が出てくる。

継続読み取り

残りの原稿をセットして「継続読み取り」をクリック、もしくはスキャナの「Scan」ボタンを押す。本1冊分のスキャンが終わったら、「読み取り終了」をクリックします。

 

スキャンは慣れれば3分程度で終わります。

 

スキャンした結果はこんな感じです。

自炊本文全体像

 

めっちゃキレイにスキャンされてるし、

自炊本文

 

 

ちゃんとOCRで読み込めてるから、文字を選択することもできる。

自炊本文ドラッグ

本文がコピペできるから、読書メモ作るときにめちゃくちゃ楽なんですよね。

 

マンガはこんな感じ。

マンガカラー

 

マンガグレー

マンガもきれい。

 

いやあ、すごいな。さすが最強スキャナ。

始めてスキャンしたときはかなり感動しました。

 

「ScanSnap iX500」はホントおすすめです。

 

表紙カバーのスキャン

裁断の前に外しておいた表紙カバーですが、ぼくは最初にこれをスキャンしています。

 

こんな感じで。

カバースキャン

するとちゃんとスキャンしてくれます。

 

折り曲げてるので、重送エラーがでますが、

表紙保存

無視して、裁断した本の中身をセットして、継続読み取りをクリックすればOK。

 

ちなみに、この本ではスキャンの前に片方の折り目を切り落としました。

折り目

これをやらなくても、スキャンできる時もあるんですが、たまにココが引っかかってスキャンに失敗することがあります。

どうしてもうまくいかない時は、仕方ないので切り落とします。

 

スキャンした結果ですが、

まず折り目を切り落とさずにスキャンするとこんな感じです。

自炊の表紙1-1

 

自炊の表紙1-2

 

 

切り落とした場合は、こんな感じに仕上がります。

自炊の表紙2-1

 

自炊の表紙2-2

切り落としてるので、当然左半分がなくなります。

 

表紙カバーを横向きにしてスキャンしているので、仕上がりは90°傾いた状態になります。

これは、添付ソフトの「ScanSnap Organaizer」を使えば簡単に直すことができます。

 

 

表紙スキャンのその他の方法としては、カバーを外さずそのまま裁断して、

裁断したカバーも本のページと同じようにスキャンするというのがあります。

 

カバーの背表紙がいらないのであれば、この方法でもいいですね。

というか、最近はこっちの方がいいかなと思い始めてます。

 

ファイルの容量

文字の書籍:40~70MB程度(画質:スーパーファイン・OCRあり)

マンガ:100~120MB程度(画質:スーパーファイン・OCRなし)

 

ファイルの保存

自前のHDDか、GoogleドライブやDropBoxなどのクラウドストレージに保存します。

クラウドストレージの方が、色んなデバイスからアクセスできて便利ですね。

ただ、クラウドストレージの場合、自分しかアクセスできないところに保存するのが無難だと思います(法的な意味で)

 

閲覧端末・アプリ

電子化した本ですが、ぼくはiPadあるいはKindle端末で読んでいます。

 

iPadの場合、「i文庫HD」というアプリで読んでいます。

i文庫HD

このアプリはかなり評判が良くて、2010年にグッドデザイン賞を受賞。

あまりにも出来がいいので、2014年にはニコニコ動画を運営するドワンゴが権利を買収したようです。

▶︎i文庫HD公式サイト

 

所有している本は、本棚のようなUIで一覧にできます。

ページ送りの設定(縦書きの本ように左から右にページをめくる本、横書きの本のように右から左にページをめくる本)も自由に変更できます。

マーカーやメモ機能ももちろん実装。

マーカー

 

メモ

 

マーカーを引いたところや、メモの内容をevernoteに送ることもできます。

読書メモを作るのが捗る。

 

ページも紙の本のようにめくれます。

ページめくり

 

iPadでの読書にはかなりオススメのアプリです。

 

 

最近ではiPadよりAmazonが販売している電子書籍リーダー「Kindle」で読むことが多くなりました。

Kindleの方が「ブルーライトフリーで夜寝る前でも読める」「アプリの通知がこなくて読書に集中できる」という点で優れています。

KindleでもPDFを転送することで、自炊した本を読むことができます。

 

Kindleについての詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。

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以上の方法で、ぼくは自炊をし、大量の本を処分しました。

本がなくなることで、生活スペースの圧迫から解放されると、めちゃくちゃ気持ちいい。

人生で1, 2を争う感動だと、胸を張って言える。

部屋がモノで占められていることのストレスってそれだけ深刻なんですね。

 

外注(自炊代行)について

ひと昔前ですが、自炊代行と呼ばれる自炊を外注できる業者が流行ったこともありました。

だけど、自炊代行は法律的にはグレーだと言われています。

書籍の電子化、「自炊」「スキャン代行」は法的にOK? ~福井弁護士に聞く著作権Q&A - INTERNET Watch Watch

 

自分で自炊するのはもちろん法的に問題ありません。

 

なお、裁断の代行というものもあるようで、こちらなら違法になることはないと思われます。

 

自炊してみて改めて考えた「自炊はすべきなのか?」という問い

自炊をやり遂げたときは、かなりの解放感と感動を味わえたのは事実です。

ただ、自炊ってぶっちゃけやってるときはそこそこ面倒くさい。

 

始めた直後はおそるおそる作業する

→慣れてくると楽しくなってくる

→何百冊もやってるとだんだん飽きてくる

 

という感じ。

 

自炊するより全部捨ててしまった方がいいんじゃないかと思うところもあります。

 

でも、捨てるのって抵抗あるし、
これまで、売ることも捨てるこもできなかったからここまで本がたまってしまったわけで。

 

であれば。

 

「自炊して、データとして本の中身が残るのであれば処分できる」という考えがキッカケになって、
本の処分が始められるのであれば、それはかなり価値のあることだと言えます。

本を処分するための、キッカケとしての自炊。

 

それが最大のメリットかな。

 

部屋の中をスッキリさせて、モノのストレスから解放されたい。

でも、本を手放せない。

そういう人は、ぜひ自炊で本の「中身」はすべて吸い取って、その残りカスである大量の紙だけを処分してみてください。

 

何物にも変えられない解放感を得ることができるから。