Google Adsenseから警告メールが届いたのでその経緯と対策をまとめました。
Adsenseのポリシー違反で広告を停止されたくない方は是非読んで下さい!
Googleからポリシー違反の警告がきた
ある日。
ぼくは会社の昼休み中に昼寝をしていました。
業務再開の数分前、やかましいアラームでいやいや目を覚まします。
まだボーッとする頭で、なんとなしにスマホのロック画面に目をやると、メール受信の通知がきていました。
そこでぼくの寝ぼけまなこに飛び込んできたのは、Gmailの通知にある「Google Adsense」「ポリシー遵守」というキーワード。
椅子から飛び上がり、そのメールを急いで確認する動機として、その2つのワードは充分過ぎるほど強烈な意味を持っていました。
メール本文を読み始めてすぐにぼくの嫌な予感が的中したことがわかり、脊柱に氷点下200°Cの液体窒素を注ぎ込まれたような心地がしました。
それは紛れもない、Googleからの警告メールだったのです。
お客様の AdSense アカウントは AdSense のプログラム ポリシーに準拠するよう修正していただく必要がありますので、警告メッセージとしてお知らせいたします。お客様に必要なご対応などの詳細については、下記をご覧ください。
幸いまだ広告配信は停止されていませんでしたが、警告メール受信後72時間以内に修正しないと、アカウントを停止させられます。
広告配置の違反
違反に関する説明もメールに書いてありました。
Google 広告を紛らわしい方法で掲載することは禁止されています。最適なユーザー エクスペリエンスを保つため、Google 広告とサイト コンテンツは明確に区別する必要があります。
これにはたとえば、モバイル端末でスクロールしなければ見えない位置にコンテンツが押しやられていたり、モバイル端末向けサイトでスクロールせずに見える範囲に 300×250 以上の大型広告ユニットが配置されているレイアウトが含まれます。
あいかわらず違反の内容をピンポイントでは教えてくれません。「たとえば」言われても、その事例の内容を自分が指摘されているのかどうかもはっきりしません。Adsenseの審査で落ちたときの原因の説明と同じですね。
しかし、どうも広告の配置が悪かったようだというのはわかりました。
Adsenseからの警告がきた時の対策・対応
解決方法として提示されていたのは以下の3つです。
- 該当ページを削除する
- 該当ページの広告を削除する
- 問題が掲載方法にある場合は掲載方法を修正する
まず1つ目ですが、せっかく書いた記事を削除するというのはできれば避けたい。よって、これはパス。
特定記事のアドセンス広告を非表示にする
2つ目には該当ページの広告を外せと書かれています。
該当ページの広告だけ外せと言われても、広告は共通部分(テンプレート)に自動挿入しているので特定のページだけ広告を外すなんてできるのか?
と、思っていたらその方法を紹介している記事がありました。
こちらで紹介されている方法に従って、JavaScriptプラグインをコピペで導入すれば特定ページだけの広告を非表示にできるそうです。
また、上の記事を参考に、はてなブログのタグを使って広告を非表示にする方法も公開してくださっています。
広告配置を修正する
というか、ぼくの場合は広告配置が問題なのであり、警告文にも書かれていたとおりURLが挙げられていた記事は違反の一例にしか過ぎないのです。(というか広告配置は基本的に全部の記事で一緒なので、全ての記事が違反している状態)
つまり、対策の3番目、掲載方法そのものを見直す必要があります。
とりあえずさらなる情報を求め、アドセンスにログインします。
すると、画面右上の通知のところにも警告がきていました。
通知をクリックして詳細を確認します。
「違反:モバイル画面のスクロールせずに見える範囲にある大きな広告について」
おお!Google先生にしては珍しく、問題をかなり具体的に指摘してくれていました。
Adsenseの審査のときは落選の理由をめちゃくちゃ漠然としか教えてくれなかったのに笑
ポリシーを確認すると、確かに、モバイル端末で記事を開いた最初の画面(ファーストビュー)に
300×250 以上の大きな広告を表示させて、コンテンツを押し出すようなことをしてはいけないとかいてありますね。
スクロールせずに見える範囲に 300×250(またはそれより大きい)広告ユニットを配置することは許可されていません。
このような配置方法によって、ユーザーはサイトのコンテンツを見るためにスクロールしなければならなくなるからです。ユーザーの利便性を考慮して、サイトのコンテンツはスクロールせずに見える範囲にはっきりと表示する必要があります。
僕の場合、モバイル端末で記事を開いた直後は、こういう表示になっていました。
もろ、ファーストビューに300×250の広告が写り込んでいました。
こりゃあ警告をくるわ。記事中、記事下の広告はレスポンシブにしていたのに、なんで記事上だけ 300×250にしてたんだろ。
というわけで、記事上もレスポンシブに変えました。そしたら、小さい広告が表示されるようになりました。
念には念ということで、広告の位置も少し下にずらしました。
そしたら、ファーストビューに広告が完全に出てこなくなったので、デカい広告が表示されるようになりましたね笑
レスポンシブでデカい広告が出るってことは、この位置ならこのサイズでも大丈夫ってことなんでしょう。
修正したことを申請・報告した
メールには修正しても報告しなくていいと書かれていましたが、反省の意を示すためにしっかり報告します。
先ほどのAdsenseログイン後の違反の詳細ページに解決済みにするというボタンがあるのでクリックします。
すると、下のような確認画面が出てくるので、該当箇所にチェックして送信を押します。
すると以下のように画面の色が変わりました。
ただ、この時点(報告しただけ)では通知に表示されていた警告は消えませんでした。しかし、1日半後ぐらいに確認したら緑のチェックに変わって解決済みっぽくなっていました。とりあえず一安心です。
ぼくと同じミスしている人も結構見かけたことあるので、みなさんも気を付けてください。
ぼくはこれを機に配置だけに限らずポリシーを見直してみました。
文字を読むのがダルいという人のために、動画での解説も用意されているようです。
綺麗なお姉さんがポリシーについて解説してくれています(Google公式動画です)。
「スポンサーリンク」などのラベルについて
ポリシーについて色々調べていたら、広告のラベルについてもよく話題になっていました。
論点は2点あります。
まず1つ目は、広告ラベルとして認められているのは、「スポンサーリンク」と「広告」の2つだけということです。
これはポリシーにはっきり書いてあります。
「スポンサードリンク」と書いている人などたまに見かけますが、「スポンサーリンク」がgoogle的には正しいようですよ。英語表記をそのままカタカナに直すとスポンサードリンクなんですが、日本人には馴染みがないのでスポンサーリンクの方がいいと判断したのでしょう。
そして2つ目ですが、このラベル表示はそもそも義務ではないという説があります。
ポリシーにはこう書かれています。
誤解を招く見出しの下での広告配置
サイトのユーザーに誤解を与えないようにし、ユーザーがコンテンツと Google ディスプレイ広告を簡単に区別できるようにすることが大事です。AdSense のポリシーでは、「関連情報」や「関連リンク」といった誤解を招く見出しの下に広告を配置することは禁止されています。Google 広告のラベルには、「広告」または「スポンサーリンク」のみを使用するようお願いいたします。
これはもしラベル表記するんだったら、この2つを使えよという意味らしいという意見があるのです。
ポリシーには、広告クリックを促すような行為、誤クリックの誘引、コンテンツの一部と誤解させることも禁止しています。
これらを完全にクリアしている自信があるのであれば、ラベル表記はいらないということでしょう。逆に、コンテンツと広告を明確に区別したければラベルを表記した方がいいということです。
しかし、それを判断するのはgoogleですので、ラベルをつけていた方が無難なのは間違いないでしょう。
ぼくはもう警告メールはこりごりなのでもちろん付けます。
以上、アドセンスの警告に対する対策・対応と予防策でした。
みなさんもポリシーを遵守して楽しいブログライフを送りましょう。
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