2015年に「abrAsusの小さい財布 」を買って3年が経った。
色々思うところはあるが、現時点ではこれが最高の財布だと言える。
すべてのミニマリストにこれをオススメしたい。
いや、別にミニマリストじゃなくても断然オススメだ。
なぜなら、見た目もスマート、小さくて軽く、持ち歩くのにもストレスフリーだからだ。
ちなみに僕は同じabrAsusの「薄い財布」も買っているが、その上でこの小さい財布を推している。
今日は、この財布を3年使い続けてわかった長所・短所と、どんな人に向いているかについて書いていきたい。
- なんで小さい財布を買おうと思ったか?
- abrAsus・小さい財布のスペック(大きさ・収容力など)
- 小さい財布の長所・短所
- 薄い財布との比較
- 購入は「公式サイト」で「Amazonペイメント」が1番賢い
- 商品ラインナップ
なんで小さい財布を買おうと思ったか?
そもそも僕がこれを買おうと思ったのは、一言で言うと、
「財布をカバンではなくポケットに入れたかったから」だ。
長財布は基本的にズボンのポケットには入らない。
ケツポケットに入れている人もいるが落下・盗難のリスクが大きいので論外だ。
ノーマルな2つ折り財布も、ポケットに入れるとズボンが膨らんで不恰好なので避けたい(写真は以前使っていたPORTERの長財布)。
ではなぜ、財布をポケットに入れたいのか?
その理由は例えば以下のようなもの。
- カバンを持たずに財布をポケットに入れて出かけたい時がある
- 飲み会などちょっとした場面で財布(が入ったカバン)を放置したくない
特に2の理由が大きくて、ちょっとした時に止むを得ずカバンから目を離さないといけない場面というのがよくある。
代表的なのが、大人数・不特定多数が参加する飲み会。場が温まって自分を含めみんなが席を立ち始める時などがそうだ。
▲こんな感じの数十人規模の座敷の飲み会などが特にそう
当然、カバンを持つのも変なので、財布ごとそこに放置することになる。
そういう時、財布がポケットに入れられたらなとよく思っていた。
そんな中見つけたのがグッドデザイン賞を受賞していたabrAsusの小さい財布 だった。
そしたら財布をポケットに入れられるだけでなく、多くのメリットを得られて大満足だった。
それを語る上で欠かせない、この財布のスペックの話をまずしたいと思う。
abrAsus・小さい財布のスペック(大きさ・収容力など)
外観の写真。
カード入れのような外観。余計な装飾はなく、シンプルで洗練されたデザイン。素材はエンボス加工を施したレザー仕様だ。
色はこの他にも何種類もある。詳しくは記事の後半で紹介する。
大きさ
大きさは、縦6cm、横9cm。
クレジットカードや免許証など(縦5.4cm、横8.6cm)とほぼ同じサイズ。
驚異的な小ささだ。
あなたが今持つ財布とクレジットカードの大きさを比べてみて欲しい。
財布がその大きさまで縮むとしたら、なかなか衝撃的じゃないだろうか。
厚さは、何も入れてない状態で1cmと少し。ミニマルだ。
カード・硬貨・紙幣の収容力
カードは最大4枚まで入る。
ボタンを開くとまずカード入れが現れるので、そこに入れることになる。
公式では5枚入るとあるが、5枚はちょっと無理がある。
実際に収容可能なのは4枚だ。
次に硬貨入れ。
カード入れを下にめくると、現れる。
硬貨は999円分(500円1枚、100円4枚、50円1枚、10円4枚、5円1枚、1円4枚)を余裕を持って収容できる。
紙幣は小銭入れよりさらに奥に入れる。
紙幣は余裕を持たせても10枚ぐらい、限界まで入れれば15枚ぐらい入る。
これは10枚入れた状態。
この状態(カード4枚、硬貨999円分、紙幣10枚)でボタンをとめた状態がこちら。
厚さは2cm程度に。
ちなみに硬貨はそのままで、紙幣を15枚にするとこうなる。これが限界のキャパで、これ以上はちょっと厳しい。
後述するが、決済手段を最適化すれば十分すぎる収容力だ。
鍵やアクセサリーもつけられる
財布はこんな風に穴が空いていて、ここに鍵、キーホルダー、アクセサリーなどをつけられる。
僕は、エニタイムフィットネスという素晴らしいジムに入会しているのだが、その電子キーをつけている。
キーは財布の中にしまうこともできる。
3年使った今の状態
今回の写真は全部3年使用時のものだが、より表面をアップにした写真がこちら。
ちなみにオイルはもちろん、手入れは全くしていない。完全放置。
ビフォーの写真がないので申し訳ないが、購入時よりうっすら色味が増し、艶が出てきた。
目立った外傷もなく、耐久性が高いことは見てもらうとわかると思う。
細い傷がついたことは何回かあった。
が、手の脂を吸ったからか、毎回いつの間にか目立たなくなっていた。
3年経ったが、この先もまだまだ余裕で使える。
小さい財布の長所・短所
そんなスペックを持つ小さい財布だが、3年間使って色々な長所と、また短所についてもわかってきた。
長所1. 財布自体がミニマルでカッコいい
まあ、まずこれに尽きる。
コンパクトで洗練されててカッコイイ。
無駄がない。
この点がすごく気に入ってる。
長所2. ポケットに入る・ファッションが崩れない・軽い
買う目的でもあった、ポケットに入るというのも大きいな長所の1つ。
そして、ご覧のとおり、ポケットに入れても全然膨らまない。
ポケットに入れた状態。言われないと財布の存在は気付かないレベル。
指差した先に財布がある。言われないと気付かないレベル。
横から見た写真。やはり言われないと気付かない。
▲モデル174cm, 64kg、着用サイズM、Tシャツ「ヘインズプレミアムジャパンフィット」、パンツ「Beams ストレッチテーパードチノ」
ファッションのシルエットを崩すことがなく、財布を持ち運べる。
手ぶらでも出かけられるようになって嬉しい。
ホントに素晴らしい。
長所3. カードを断捨離でき、余計なものも作らなくなる
カードが無駄にたくさん入る財布だと、ついついポイントカードなどをホイホイ作ってしまう。
ポイントがついておトク、作っておいて損はない、と。
しかし、そのカードのポイントが使われることは95%は無い。
ただ財布をブクブク太らせて、重く、そしてブサイクにしていく。
その点、この財布はカードが4枚しか入らないので、本当に必要なカードしか入れられない。
そして、無駄なカード作ろうという気すら起こらなくなる。なぜなら入らないからだ。
この財布にして、ポイントカードを持たなくなったが何も困ることはなかった。
ポイントカードは財布をブサイクにするだけの存在だと知ることができた。
ポイント制自体を否定するわけじゃない。
が、カードを作らされる以上、使うかどうかわからないポイントのメリットよりモノが増えてしまうというデメリットの方が大きい(みんなユニクロみたいにスマホアプリでポイントを貯められるようにすればいいと思う)。
長所4. レシートをすぐ捨てるかファイリングする癖がつく
レシートも財布をブクブク太らせる原因だ。
この財布は、カード同様、レシートもそんなに入らないのでこまめに抜き取る必要がある。
まず使わないレシートはさっさと捨てるべき。
家計簿などでレシートが必要なら、買い物の都度抜き取ってファイリングなりノートに貼った方がいい(というか、家計簿自体もその都度つけた方がいいだろうし)
僕はいま個人事業主なので、確定申告に使う領収書やレシートは保管しないといけない。
小さい財布のおかげで、財布に溜め込まず、その都度抜き取り、内容を会計ソフトに記帳して、ファイリングするという習慣が出来上がっている。
この財布を持つと、レシートをその都度処理するという良い習慣ができる。
長所5. 自分の時間が増える
ポイントカードを作らなければ、作るために必要事項を記入する時間も、会計時にカードを探す時間も、ポイントをつけてもらう時間も、浪費せずにすむ。
レシートを都度処理すれば、家計簿や帳簿をつける時間も短くて済む。
あとでまとめてやると、買い物の詳細が思い出せなかったり、順番が前後したり、レシートが見つからなかったりして余計に時間がかかるからだ。
小さい財布は、普通の財布に比べると硬貨や紙幣の収容力は低い。
しかし、この点も電子マネーやクレジットカードを使えば何も問題ない。
現金決済よりも、電子マネーやクレカの方がはるかに早く決済が終わる(そして小銭を漁るなどのストレスもない)のに、なぜか使っていない人は多い。
きっとそれらを用意するのが面倒なのだろう。
しかし、用意にかかる時間なんて、すぐに元が取れるほど時短になる。
人はどうしても必要に迫られないとなかなか動かない。
カードの枚数を減らすのと同じように、現金があまり入らないこの財布はキャッシュレス決済を導入するきっかけになる。
僕は本当は財布なんて持ちたくない。
全部スマホの電子マネーで済ませたい。
それくらいキャッシュレス決済は便利でストレスフリーだ。
だけど、今のところまだ現金でしか決済できない店も結構残っている。
特に、小銭が出てしまうという点でどうしても財布は手放せない。
なので、しょうがなく財布を持っている。
そして、持つならこの小さい財布で充分ということだ。
この財布は、決済手段を最適化した人が持つべき財布であり、
また、決済手段を最適化できてない人を矯正するための財布でもある。
そういう意味で、この財布は生活を一変する力を持っている。
短所1. カードが4枚しか入らない
カードが4枚しか入らないというのは、長所でもあるのだが、やはり短所にもなりうる。
その人の生活スタイルにもよるが、どうしても4枚に収まらないという人もいるだろう。
カードは、個人的には以下の4つがあれば充分だと思っている。
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 保険証
- 運転免許(身分証明書)
ポイントカードはもちろん論外だ。
これ以上のカードを入れたい場合の対策は3つある。
対策1.カードの機能を統合できないか考える
例えば、楽天銀行であれば、キャッシュカードにクレジット機能をつけることができるので、1枚で2つの役割を持たせることができる。
Suica機能を持ったクレジットカードである、JR東日本のViewカードなどもある。
あと、スマホの電子マネーも利用できるものがあれば徹底的に利用したい。
Apple PayやAndroidのおサイフケータイを積極的に使って、Suicaなどのカードの所持数を減らすことができる。
対策2. スマホにカードケースのアクセサリをつける
これでカードの枚数を増やすことができる。
スマホ自体にSuicaの機能がつけられずに、カード型Suicaを手放せない人には特におすすめだ。
こういったケースにSuicaを入れておけば、スマホをかざすだけで改札を通ったり、コンビニの決済ができる。
ちなみに、僕が使ってるのはこのバンカーリングと一体型になっているやつだ。
リングもついてるのでかなり使い勝手がいい。
対策3. 同じabrAsusの「薄い財布」を買う
上記2つの手段をとってもダメなら、最後におすすめするのが同じabrAsusの「薄い財布」を買うこと。
僕はこの財布も持っている(事業用の財布として使っている)のだが、こちらも普通の財布に比べると断然薄くてコンパクトでスマートだ。
そして、こちらはカードが6枚入る。
コンパクトさは小さい財布には若干劣るが、どうしてもカードが収まらないのであれば、こっちを買うのも全然アリだ。
普通の財布よりははるかに良い。
合わせて読みたい
【abrAsus薄い財布レビュー】超良品。だがミニマリストにはそこまでお勧めではない
短所2. どうしても小銭が入らない時もある
いくら電子マネーを駆使したり、小銭がたまらないように気をつけても、タイミングが悪いと小銭が溢れてしまうこともある。
頻度としては低いが、ごく稀にはある。
そういう時は仕方ないので、ポケットに直に突っ込むか、レジ横に募金箱があればそこに入れるなどするしかない。
コンビニレジ横の募金なんてしたことなかったが、この財布にしてから何度かやる機会があった。
これが中々気持ちよくて、1円玉や10円玉であれだけ良い気分になれるんならコスパは悪くないと思う笑
薄い財布との比較
先ほど少し触れたが、abrAsusには「「薄い財布」」という商品もあって、こちらもかなり有名だ。
繰り返しになるが、どちらも使ったことがある僕からすると、カード枚数問題をクリアできるなら「小さい財布」がオススメだ。
現金自体の収容力は大差ない。
「薄い財布」の方が勝っている点としては、
- カード収容枚数が多いこと(6枚)
「小さい財布」が勝っている点としては、
- よりコンパクトこと
- 小銭が入れやすい(というより薄い財布が入れにくい)
薄い財布もコンパクトなのだが、小さい財布には敵わない。
何も入れてない状態での厚さの比較▼
中身を入れた状態での比較(カード4枚、硬貨999円分、紙幣10枚)▼
小さい財布を先に買い、その最高峰のコンパクトさを経験していた僕は、薄い財布を買った時は意外とでかいなと感じてしまった。
*何度もいうが薄い財布も充分コンパクト。小さい財布が異常なだけ。
そして、薄い財布の小銭入れが特殊な形をしていて、これが入れるのに結構コツがいる。
そういうわけで、カードの枚数が許すなら小さい財布がおすすめだ。
合わせて読みたい
【abrAsus薄い財布レビュー】超良品。だがミニマリストにはそこまでお勧めではない
購入は「公式サイト」で「Amazonペイメント」が1番賢い
購入は以下の3サイトで可能だ。
財布自体の価格はどのサイトも変わらない。
だけど、以下の理由から公式サイトでの購入がおトクである。
- Amazon・楽天は送料が540円、公式サイトは無料
- 公式サイトでの購入でもAmazon・楽天のIDで決済できる
- 公式サイトでの購入で還元率4.5%のポイント付与
公式サイトは1万円以上の買い物は送料無料になるので、ここで買えば送料は無料。
しかも、公式サイトでもAmazonペイメントや楽天ID決済、Yahoo!ウォレットを使えるので、これらのIDを持っていれば新たに会員登録をせずに購入が可能(もちろん普通にクレカを登録して決済でもオーケー)。
さらに、公式サイトではポイント還元率が4.5%だ。
Amazonではポイントなし、楽天でも1~2%程度なので公式サイトの方がポイントは高い。
もちろん、公式サイト内での買い物でのみ使えるポイントではある。
ポイントの件を差し置いても、公式サイトでの購入が1番安く済むのは間違いない。
商品ラインナップ
メンズカラー、レディースカラー、ダンボーモデル、その他様々なブランドとのコラボモデル、左利き用などがある。
その他にも、Ukyo Sasaharaとのコラボなどユニークなラインナップが揃っている。気になる人は公式ページをチェックしてみて欲しい。
ちなみに僕が持っているのはEvernote Editionというモデルだが、もう売っていない(似た色はあるが)。
欲しいモデルがあれば早めに買っておこう。
abrAsusのコンパクトな財布は、お金周りの環境を整えてくれることで、ぼくの生活を変えてくれた。
それは小さな変化ではあったが、確実な変化でもあった。
そうやって、ぼくは少しずつ人生を変えていきたい。