一時は大盛り上がりだったけど、もう大分おさまってしまった感がある「就活失敗で新卒フリーランス宣言問題」
多くのブロガーが言及記事を書いて、一大論争が巻き起こりました。
論じられているのは、「フリーランスになって何がしたいのかははっきりしているのか?」「戦略はあるのか」「自律することは難しい」などなど。
確かに、これらのことはとても重要なことだと思います。
しかし、最も重要なことをまだ誰も言ってないんじゃないでしょうか?
新卒フリーランスにとって最も重要なこと
人は飯を食わないと死にます。だからどうにかして飯を食うための方法を見つけないといけません。
だから大部分の人は働いています。この岩田さんもフリーランスになってお金を得ようとしています。
そこで、みんなは心配しています。「岩田くん、君はフリーランスでやっていけるのかね?」と。
だけど新卒でフリーランスになる人が最も気を付けなければいけないことって、そこじゃないと思うんですよ。じゃあ、それは何なのか。
それは、孤独にならないこと。
皆さんも知っていると思いますが、phaさんという有名なニートの人がいますよね。その人が著書「ニートの歩き方」でこんなことを言っています。
集まっていると死ににくい
phaさんはご存知のとおり「ギークハウス」というニートやギークが集まるシェアハウスの創始者で、例えニートであっても集まっていると死ににくくなると言ってるんです。
ぼくは、これを読んだ時、「確かに、なるほど。」と思いました。
人は孤独じゃなきゃ生きていけるんだ、と。
ホリエモンも言っています。
「お金より大事なのは信用」
「お金はなくなるけど、信用は無くならない」と。
孤独じゃなきゃどうにかなる
言うまでもなく、人は一人では生きていけません。そして、孤独というのはとても辛いものです。社会的にも、精神的にも。
そして、裏を返せば孤独じゃなきゃどうにかなるってことです。
フリーでの仕事に失敗したとしても、誰かが飯をおごってくれたり、仕事紹介してくれたり。どうにか道は開けるはずです。それこそ、たくさん友達がいて、たくさん信用を得ていればの話ですけど。
会社の役割って、給料もらう以外でもコミュニティーとしての役割も結構大きくて、フリーランスになるとそこに頼れない分、孤独になりやすい。
だから、フリーランスでもたくさんの信用(人としての)を得ていれば、とりあえず人としての生活は維持できますよ。もちろん華やかな生活や、結婚やマイホームなどのステレオタイプな幸福など、諦めなければならないものも出てきます。しかし、彼は自分のことを社会不適合者とまで言っています。だから、それくらいのものは捨てる覚悟はあるでしょう。
そして、この岩田さんはどうやら心配してくれたり、応援してくれる仲間もたくさんいるようです。
うん、だからそんなに悲観的にならなくても大丈夫。
大事なのは、死に至る病にかからないことだから。