靴を探していた。
「履き心地がよくて、ランニングやエクササイズもできて、普段履きもできるカッコいい靴はないかなあ」
そういう靴があれば、朝にはそれを履いて会社や遊びに出かけ、帰りにはその靴のまま公園に立ち寄ってジョギングしたり、エニタイムフィットネスなどの土足OKのジムに寄って帰れる。
つまり、運動用の靴を別に持ち運ばなくていい。
それに運動靴というのは総じて履き心地がいいものだ。普段使いできるならできるに越したことはない。
でも見た目も妥協したくない。機能性だけでなく、ファッション性も譲れないんだ僕は。
そう思いながらやっと見つけたのが、「On」というメーカーの「Cloud」というランニングシューズだった。
まずその独特でありながら洗練された外観に「ビビっ」と来た。
そして、履いてみたらその「ビビっ」は衝撃に変わった。
この靴は「ファッション性」だけでなく、「履き心地」「ラン・エクササイズ用シューズとしての性能」も前代未聞だった。
これぞ僕が探し求めていた一足だと確信した。
- 世界から評価される新進気鋭のシューズメーカー「On(オン)」
- レビュー:Onのランニングシューズ「Cloud」(オールブラック)
- ゴム紐なのに、素晴らしすぎるフィット感と履き心地
- ランニングシューズとしても超一流
- 普段使いしないともったいないオシャレさ(コーデ写真あり)
世界から評価される新進気鋭のシューズメーカー「On(オン)」
スイス・チューリッヒ発祥のランニングシューズ・メーカー。
創始者はアイアンマンレースやデュアスロンで何度も世界チャンピオンに輝いた事のある元プロアスリートのオリヴィエ・ベルンハルド(写真中央)。
プロ引退後、完璧なランニングセンセーションを実現できるシューズの研究に取り組みだす。
2010年に創設された新進気鋭のブランドだが、既に50以上の国で商品を展開。10年も経たずにこの拡大ぶり。勢いがすごい。
Onのシューズの基本コンセプトは「ソフトな着地と爆発的な蹴り出し」
それを履いたランナーたちは「雲の上を走るような感覚」と感想を漏らすそう。
トライアスロンの五輪金メダリスト・ニコラ・スピリグや、アイアンマン世界選手権の優勝者フレデリックが愛用したり、ISPOゴールドアワードで2015/16年のベストパフォーマンスシューズ賞を受賞するなど業界からも熱い視線を注がれている。
レビュー:Onのランニングシューズ「Cloud」(オールブラック)
僕が購入したのはOnのスタンダードモデルと言える「Cloud(クラウド)」。カラーはオールブラック。
実際に買ってみて僕がスゴいと思ったのは、「履き心地」「ランニングシューズとしての性能」「ファッション性」の3つだ。
ゴム紐なのに、素晴らしすぎるフィット感と履き心地
初めて履いた時、吸い付くような履き心地で思わず「おお!」と声を上げてしまった。
足にジャストフィットしながら、それでいて締め付けがない。
まるで足とシューズが一体化したような感覚は、これまでのシューズにはない全く新しい体験だった。
ぜひ1度足を通して、この感覚を味わってみて欲しい。感動するから。
しかも、靴紐いらずでスリッポンのように着脱ができるから、ストレスフリーがとどまることを知らない。
靴紐なしのゴム紐でこのフィット感だからなおさらすごい。
(一応、靴紐も同梱されているので、ヒモの感覚が好きな人はこっちを付ける事もできる。)
ランニングシューズとしても超一流
Cloudを履いてランニングをすると不思議な感覚を感じる。
クッション性がかなり良く、着地の感覚はかなりソフト。明らかに以前のシューズよりランニング後の疲労が軽減している。それでいて着地の衝撃をそのまま推進力に変えるように足が自然に前に進む。
その快適な走りを実現しているのが、ソール部分にある特徴的な円柱のような突起物。
CloudTecという特許技術によって作られたクラウドパーツだ。
着地時にクラウドパーツが潰れる事で、衝撃の吸収と、前方向への強い蹴り出しをサポートしている、という仕組み。
普段使いしないともったいないオシャレさ(コーデ写真あり)
Onのシューズは、ユニークな形状ながらシンプルなデザインでまとめられていて、ファッションアイテムとしても優秀。
僕は特に、オールブラックのモデルがすごく気に入っている。
BEAMSやSHIPSなどのセレクトショップでもOnのランニングシューズが取り扱われている事からも、ファッション面での評価の高さがうかがえる。
この通り、カジュアルなコーデはもちろん、
▲モデル174cm, 64kg、Tシャツ「ヘインズプレミアムジャパンフィット」、パンツ「Beams ストレッチテーパードチノ」
テーラードジャケットなどと合わせて、ドレスよりのコーデの外しとしても使える。
▲モデル174cm, 64kg、ジャケット「COMME CA ISM」、Tシャツ「ヘインズプレミアムジャパンフィット」、パンツ「Beams ストレッチテーパードチノ」
メキシコ人撮影監督エマニュエル・チヴォ・ルベツキ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『ゼロ・グラビティ』に続いて『レヴェナント 蘇えりし者』で3年連続アカデミー賞撮影賞を受賞。)も、受賞を記念したヴァラエティ誌の写真撮影で、お気に入りのシューズとしてCloudを着用していたりする。
もちろん、ジムや屋外のエクササイズでもコレを着用している。
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そういう訳でめちゃくちゃお気に入りになってしまったこの靴。
気づけばずっと履いている。
唯一欠点を上げるとすれば、ソールの溝にたまに小石が入ってしまうことぐらいだろうか。
元々の希望どおり、朝はファッションアイテムとして履いて出かけ、帰りにはラン・エクササイズ用の靴としてジムや屋外で使っている。移動で長時間歩かなければいけない時なども快適。
靴を休めるという意味で、先代のニューバランスとローテーションで履こうと思っていたが、あまりの履き心地の差に全くニューバランスを履きたいという気にならない笑
早く買いたさなきゃなあ。
次はウォータープルーフのヤツを買おうかなと考えている。Amazonなら返品無料で試着できるから、またここで買おうかな。
Onの靴は、良い。
本当に。