ノンストレス渡辺の研究日誌

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環境や社会への適応力がない人は「環境を作る側の人間」にならないと人生詰む

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環境適応力がない人は環境を作る側に回るべき

人生がつらい。

 

その原因のほとんどは、1つの事に集約される。

学校や職場、地域などの環境にうまく適応できていないことによるストレスだ。

 

そこでの人間関係や与えられる課題(仕事)をうまくこなせないと、地獄のような日々を送ることになる。

つまり、そういった環境に適応する能力が低い人は生きづらさを感じやすい

(ぼくも環境適応力が恐ろしく低い人間で、職場環境に適応できず逆流性食道炎を発症したこともある)

そして、そういう人たちは自分の環境適応力の低さを責め、その点を改善しようと歯をくいしばる。

 

だけど、環境適応力を高めようと思っても限界がある。それに、自分の欠点ばかりを見つめ、苦手なことに何度も何度もトライするのはかなり苦しい。


そういう人に足りないのは、自分を環境に適応させるのではなく、環境を自分が過ごしやすいものに変えるという発想だ。

この記事では、環境適応力がない人がとるべき人生戦略について書いていく。

 

 

環境適応力がないと人生が辛すぎる

学校、職場、家庭、地域。

人は、そういった環境と呼ばれる箱の中で生きている。

コミュニティーと言い換えてもいい。

 

その環境に簡単に馴染める人もいれば、なかなか適応できずに苦しい思いをする人もいる。

 

ぼくも環境適応力が低い人間の一人だ。

その主な原因は、「コミュニケーション能力の低さ」と「仕事能力の偏り」にある。

 

コミュニケーション能力が低いと環境にうまく適応できないというのは簡単に想像できると思う。

ぼくの場合は、苦手だと感じる人が多いことと、そういう人とコミュニケーションをとることに尋常じゃないストレスを感じる。

他人との軋轢も、集団からの孤立も、人間にとってこの上なく大きな苦痛だ。

 

そして仕事能力にもかなり偏りがある。

ごく一般的な人が難なくできることが、たくさんできなかったりする。

もちろん、得意なこともあるが、苦手なことが多すぎる。

多くのコミュニティー(特に学校や会社)ではバランスの良い能力が求められるので、生きづらさを感じることがべらぼーに多い。

 

なので、最初に就職した会社で働いていた時はツラくてツラくてしょうがなかった。

苦手な仕事もじゃんじゃん振られ、苦手な人ともガンガンと顔を突き合わせないといけない。

そのストレスのせいで、ぼくは逆流性食道炎を発症してしまった。

参考記事:アラサーだけどストレスで会社を辞めて、フリーランスになりました

 

このように、環境適応力が低い人は、環境から常に多大なストレスを受け続けることになってしまう。

 

生きづらいのは環境を与えられる側にいるから

鳥のように自由になりたい

この生きづらさをどうにかしたいと考えたとき、多くの人はこう考える。

環境適応力が低いなら、それを高めるしかない。

 

だけど、環境適応力を高めようと思っても限界がある。

それに、自分の欠点ばかりを見つめ、苦手なことに何度もトライするのは大きな苦痛だ。

うまくいかなくて、「自分はなんてダメな人間なんだと」と深く落ち込んでしまうこともある。

 

つまり、環境適応力がない人がそれを高めようと思ったら、莫大な「時間」と「労力」と「ストレス」を伴うことになる。

それはあまりいいやり方とは言えない。

人生戦略として、短所を補うより長所を伸ばしていく方が効率がいいことは随所で言われている。

 

ぼくも自分を環境に合わせようとして大いに疲弊し、命が削られた。

たくさん自分を責めた。

だけど、ある時思った。

 

自分を環境に合わせられないなら、環境を自分に合わせるようにすればいいんじゃないか。

つらいのは、環境を学校や会社などの組織に与えられる立場にいるからではないか。

極端な話、もし自分の仕事内容も、自分が一緒に働く同僚も、働く場所も、人事部に変わって自分で決められるのであれば。

環境適応力の低さを嘆くこともなく、自分の適性を思う存分に発揮できる。

 

そう、つまり。

環境適応力が低い人ほど、自分で環境をコントロールできるようにならなければいけないということだ。

「苦痛を感じながら自分を環境に合わせること」と「自分が快適に過ごせるように環境を整備すること」。

同じ時間と労力を費やすなら、どちらに投資した方がいいかは一目瞭然だ。

 

この考えに至った時は何やら画期的なことを思いついたような気分だった。

だけど、改めて考えるととても当たり前のことに思える。

なぜこのことに今まで気づかなかったのかだろうか。

 

それは、僕らが「環境とは誰かに与えられるもの」だと思い込んでいるからだ。

 

なぜ僕らは「環境とは与えられるもの」と思い込んでいるのか

思い返してみれば、ぼくらはいつも環境を与えられる側にいた。

 

学校のクラス割も、席替えも、自分の意思を反映させる余地はなかった。

クラス割は教師側が決めたことだし、席替えもクジで決めた。

仲良くできそうな人が近くにいないからと言って、文句を言うこともできない。

 

会社での配属部署も、人事によって決められたものだった。

ある程度の希望を出せても、仕事の内容も一緒に働く同僚も決めるのは会社側だ。

どんなに気に食わない決定でも、それが会社にとって1番利益につながると判断されれば、その決定に従わないといけない。

それが会社という組織に属するということだ。

 

学校や会社は自分で選んだものではあるけれど、「誰と何をするのか?」という詳細な部分、1番大事なその部分の選択権は自分にはなかった。

 

このようにしてぼくらは、自分の環境が誰かに決められるという状況にすっかり慣れてしまった

それが当たり前のことだと感じるようになってしまった。

だから、自分で環境を作る側に回ろうという発想が出てこない。

 

環境適応力が高い人はそれでも何とかなるのかもしれない。

どんな環境に放り投げられても、ある程度順応できるのだから。

しかし、環境適応力が低い人にとっては死活問題だ

 

「適応力の低さ」と「環境は与えられるものという思い込み」の間に板挟みになって、たちまち窒息死してしまう。

 

思い込みを捨て環境をコントロールできるようになる

環境適応力が低い人ほど環境を作る側の人間にならないといけない。

環境をコントロールする力を今すぐにでも身につけなければならない。

 

では、そのためにはどうすればいいのか?

どのような戦略をとるかは、その人の状況や能力による。

 

フリーランスという生き方

フリーランスという生き方

例えば、ぼくの場合。

ぼくは適応力が著しく低かったので、環境づくりをする上でかなり自由度が高いフリーランスという道を選んだ

死に物狂いで自分ができることを探し、会社を辞めて独立した。

 

参考記事:アラサーだけどストレスで会社を辞めて、フリーランスになりました

 

でも、これは少し極端な例だと思われるかもしれない。

ただ、人生に本当に必要なものを取捨選択できる人とっては、そこまで高いハードルではないのも確かだ。

(このことについては、明日12月14日 20時00分に公開予定の記事で詳しく解説する)

 

ぼくが最近お世話になっているまるもというコワーキングスペースでも、田舎フリーランス養成講座というものが行われている。

まるもではこの講座を通してフリーランスとして独立した人ともよく顔を合わせる。

こういった講座を活用してフリーランスを目指すという方法もある。

田舎フリーランス養成講座

 

転職力を身につける

もう少し誰でも取り組みやすい方法としては転職力を上げるというやり方がある。

つまり、いつでも転職できるようにあらかじめ準備を整えておくということだ。

今働いている環境に不満がないからと言って油断はできない。

上司が変わったり、異動になったり、会社の状況が変わることで労働環境が悪化することは充分にあり得る。

 

ぼくが以前働いていた会社でも、ある出来事をきっかけに優良企業だった会社の状況が一変した

そんな時でも、転職力が高ければ色んな会社を渡り歩くことで環境をかなりコントロールできる。

参考記事:【実録】ホワイト企業がブラック企業に変わる瞬間。転職の準備だけはしておくべき理由

 

しかし、いざ転職をしたいと思っても、何も準備をしていないと意外と難しいのが転職だ。

転職を意識して働いていないと、今いる会社でのみ使える能力しか身に付かなくて(企業内特殊熟練という)、他の会社では使えない人材になってしまう危険性もある。

いつでも今の会社を脱出できるように、転職力をつけておく

環境をコントロールできるようになるためには、かなり重要なことだ。

 

関連記事:何が起こるかわからない時代。サラリーマンが今すぐやっておくべき3つのこと

 

インターネットを駆使する

インターネットの発達によって、従来の型にはまらないコミュニティーが生まれてきている。

例えば、ニコニコ動画で有名な角川ドワンゴが運営するN高等学校

この高校は、インターネット上で授業が受けられるという今までにはなかった学校だ。

従来の高校に馴染めなかった人の受け皿になりうる環境だといえる。

 

このようにインターネットによって選択肢は確実に広がっている。

そしてまた、インターネットによってそれらの選択肢を探すのも随分と楽になっている。

インターネットを駆使し、自分の選択肢を広げていくことで、1つの環境に縛られない状態を作り上げることができる。

 

また、SNSやブログで共通の趣味や考え方を持つ人と簡単に繋がれるようにもなっている。

最近ではオンラインサロンなんていうものもある。

 

リアルの環境ではマイノリティーすぎて理解されなくても、ネット上にそういう居場所があるだけでかなり心は楽になる。

心の拠り所となる第2の環境を自分で作り出すということだ。

いざとなったらそこに逃げ込んでもいい。

そういうコミュニティー内での趣味が高じて、自分のナリワイになることだってある。

 

 

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環境をコントロールする方法をいくつか書いた。

方法は他にもたくさんあるだろう。

大事なのは、今使える資源を最大限に活用して環境をコントロールする力を高めていくことだ。

 

そのためにも。

 

「環境は与えられるもの」 

という幼い頃からの思い込みから脱却し、

 

環境適応力がない人は環境を作る側の人間にならないと人生詰む

という意識を持つことから始めよう。

 

 

関連記事:アラサーだけどストレスで会社を辞めて、フリーランスになりました

 

*明日12月14日(20時00分)は『「サラリーマンを死ぬほど辞めたい」は◯◯を捨てれば誰でも可能』という記事を投稿します。

*追記

記事投稿しました。

「仕事やめたい」「サラリーマンになりたくない」は〇〇を捨てれば誰でも可能